ヘナの収穫風景
日本のお茶と同じように、ヘナの品質にもグレードがあります。開花前の新葉、開花後の葉、古い葉のうち、どれを使うかによって品質は大きく左右されます。当然良質のヘナは、開花前の新葉を利用することが絶対的な条件。新葉は、古い葉よりも、染色色素や薬効成分を多く含んでおり、染色力・トリートメント効果が優れているためです。開花してしまうと、薬効成分などの栄養素は、花に吸収されてしまいます。
また葉だけを使うのか、茎や根など他の部位まで使うのかによっても、品質は大きく異なります。染色効果は葉に集中しているので、茎まで混ぜてしまうと当然効果は薄れてしまいます。原材料を安価にするため、茎や根、雑草までも混ぜてしまう原料業者が多いため、日本では、「ヘナは染まりづらい」という間違った認識が広まっていることは残念なことです。開花前の葉だけを選別したヘナであれば、しっかりと染めることができます。
また、ヘナは生育に適した土壌により、さらに品質が大きく変わります。ヘナはインドだけでなく、北アフリカ、アジアなどでも広く育ちますが、その中でも、インド・ラジャスタン州のソジャットのエリアで収穫されるヘナの品質は格別です。グリーンノートのヘナは、ソジャット産の中でもさらに熟練のマイスターが選んだ厳選品質を原料としています。
良いヘナには、濃く染まる栄養がたっぷり
グリーンノートシリーズに使われている全てのヘナは、熟練したマイスターによって厳選されています。名産地インド・ラジャスタン州ソジャット地方で収穫され、特に雨季の後に育つ『一番摘み』のヘナが、栄養や色素が濃密で最高品質とされています。さらに染色力を高めるために、茎や枝などの不純物を丁寧に取り除き、純度を高めています。
【国内唯一のエコサートコスモスオーガニック認証ヘナ】
オーガニータシリーズは、世界最大の有機認証団体であるフランスのエコサートで、コスモスオーガニック認証を取得しました。世界水準では、こうした認証マークが本物のオーガニックの証となります。
単に無農薬・無化学肥料での栽培だけでなく、自然原料や、工場での製造工程、排水や包材などの生分解性、トレースアビリティなどに徹底的にこだわっていることを、毎年更新のたびに証明する必要がある、世界有数のとても厳しい認証です。
【全シリーズ無農薬・無化学肥料栽培】
グリーンノートシリーズに使われている全ての原料が無農薬・無化学肥料で栽培されています。さらにヘナ・インディゴ・アムラおよび、オーガニータの全原料はオーガニック認証を取得。安心してお使いいただく為に、安全性が確認された原料で製造しております。
ベーシックシリーズに関しては、全原料がアメリカのUSDA認証と、インド政府のオーガニック認証を取得。ヘナスーパーシリーズは、ヘナ、インディゴ、アムラがオーガニック認証を取得。また、オーガニータシリーズは全原料をフランスのエコサート・コスモスオーガニック認証を取得しています。
【ロットごとに第三者機関による安全性の試験を行っています】
グリーンノートヘナシリーズは、ヘナ原料をはじめ、すべての原料を無農薬・無化学肥料で育て、毎回製造のたびごとに国内の第三者機関で検査を行い安全性を確認した後に製造・出荷をしております。わたしたちグリーンノートは、もともと化学染料の害を考えることからはじまったメーカーです。徹底して原料の安全性にこだわり、一人でも多くの方が安心して白髪や髪を染められるよう努めています。
【ジアミン・ピクラミン酸検査】
グリーンノートヘナシリーズに使われる全ての原料は、厚生労働省登録の試験機関でもある、東京理化学テクニカルセンターにて、製造ロット毎にパラフェニレンジアミン・パラアミノフェノール・ピクラミン酸の検査を行い、安全性を確認しています。
ヘナには天然原料が100%のものと、化学染料(ジアミン)入りのタイプの2種類があります。
入っている量がたとえ少量であっても、化学染料はダメージや影響が大きく、その効果と安全性の違いは天然100%のものとは比較になりません。
平成13年、薬事法の改正により化学染料(ジアミン)入りのヘナは、人体への使用が禁止され、ウィッグ用等に使用される雑貨扱いとなりました。
しかし今でも化学染料(ジアミン)入りヘナは、比較的短時間で染まる為に、一部の美容室でヘナカラーという名称で使用されています。
さらに粉の色を新鮮に見せるため、あえて緑色のタール系色素を混ぜたヘナがインドでは流通し、日本の市場にも流通することがあります。
こうした成分が万が一混入することがないよう、グリーンノートでは信頼の置ける国内の第三者機関で原料を入荷するたびに必ず検査を行い製造に入っています。天然100%であることが、信頼の証であるとグリーンノートは考えています。
ヘナにタール系色素を混ぜる
現地のヘナ製造業者
グリーンノートは、天然素材100%で体に安心であること、どんなヘナよりもしっかり濃く染まることを何よりも大切にして、ヘナの研究を続けてきました。シンプルなことですが、日本人の髪にあう品質をインドで実現することは非常に難しく、完成するまでには多くの工程と、相当の長い道のりが必要でした。
まず、よいヘナは原料のハーブの品質が良質でないとなりません。
その為には原料のよしあしをその年の収穫ごとに見極める熟練した経験が必要となります。さらにそのハーブを掛け合わせて相乗効果を引き出す難しい配合技術が求められます。
アーユルヴェーダ(インド伝承医学)を深く知るハーブの研究者でなくては決して出来ない高度な技術です。
何千回もの試作を繰り返し、ようやく生まれたグリーンノートヘナは、おかげさまでしっかり濃く染まる。早く染まると多くのお客様から定評を頂くまでに成長いたしました。