ようやく雨季が終わり、いよいよヘナの新葉の刈り取りの季節がきました。
一面に見渡すヘナ畑は、若い新葉が強い光を浴びて輝き、現地の農家さんたちの笑顔がこぼれます。
ここソジャットは、ヘナの名産地と呼ばれる、インド・ラジャスタン州の中のエリア。
インドの中では寒暖差が激しく、年間の降雨量が少ないことから、本当に質の良いヘナが育ちます。
ヘナは、日本では白髪染めとして知られていますが、もともとインドでは
アーユルヴェーダの代表的なハーブとして、人々に大切にされてきました。
2014年10月 今年も良質なヘナが育っており、畑の土も健康で、私たちもホッと一安心しました。
ヘナの収穫作業はスピードが肝心。
雨が終わり土壌のぬかるみが乾いたら、短い期間で刈り取ります。
少しでものんびりしていると、どんどん葉が大きく硬くなってしまい、
大切な養分が花や実などに吸収されてしまうからです。
慣れた手つきで自前のカマで、どんどん刈り取っていきます。
ヘナの新葉は華奢で柔らかいけれど、枝は意外にも親指ほど太く、刈り取りは思いのほか労働です。
アーユルヴェーダはインドの伝承医学。人から人へと何千年も伝えられてきた自然の智恵の経典ですが、
このヘナは、染色の他に解毒、皮膚病、火傷の治療、熱冷ましなど、
様々な効果があるんですよ。今も民間療法の薬草として生活の中で重宝されています。
インドの人たちの元気の素はやっぱりカレー!チャパティという薄いパンにカレーのせていただきま~す!